黒くなったバナナといえばバナナケーキ
バナナを常温でほうっておいたら、ぶつぶつと良い感じに黒くなったので、久しぶりにバナナケーキを作ってみました。
子どもの頃、お菓子づくりが趣味だった私は、毎朝両親が食べるバナナがまれにほうっておかれて、黒く変色してきたのをみると、「バナナケーキがつくれる!」とわくわくしたものです。
あの頃は、インターネットが今みたいに身近ではなかったから、「ネットでレシピを検索」なんてことはできず、近くのスーパーの横にあった小さい本屋で買った焼き菓子の本を片手に、家にあったバターや小麦粉を勝手に使ってケーキやクッキーをつくっていました。
そのせいで、母にはよく怒られた気がします。
「ガス代がかかる!」
「バター買ってきたばかりだったのに!」って。
実家を出てからも、21くらいまではオーブンのあるアパートに住んでいたので、友だちやルームメイトにお菓子をつくっていました。
でもその後は、環境や生活の変化で、実家に帰った時くらいしか、お菓子をつくることはなくなって‥‥。
そんなお菓子づくりとは無縁の生活を、何年も送っていたのですが、ここ最近、また始めました。
好きなことがいっぱいあった「自分」、を取り戻すためのお菓子づくり。
本ではなく、ネットでレシピを検索して、材料をそろえて、計量して、まぜて、泡立てて、切って、溶かして、流し入れて、焼いて。
そんな一つ一つの工程が、楽しくて、楽しくて。
できあがったお菓子をお皿に乗せて、お気に入りのカップに紅茶を淹れて、スマホで写真をパシャリ。
もちろんつくったものを食べるのも好きだけれど、それまでの工程や時間が、therapeuticで落ち着くし、わくわくするしで大好きです。
ちなみに今回は変わり種で、米粉を使ったレシピを参考にしてみました。
ただ、参考にしたのは材料と大体の分量だけで、バナナの量を多くしたり、砂糖の分量を間違えたり、くるみを勝手に足したり、そもそもマフィンのレシピを無理やりパウンドケーキに使ったりしたので、ちょっぴり失敗しました(笑)
たぶん、レシピ通りに作ったらとってもおいしい。
次回はもうすこし軽くなるようにつくりたいな。