休日は罪悪感まみれ
私は時間を無駄にしている、とつくづく思う。
みなさんはいつもどんな風に休日をお過ごしだろうか?
きっと大切なひとと楽しいひと時をお過ごしのことだろう。
私の休日は大体ひとりぼっちである。
友だちがいないので予定もなく、彼氏がいないので家に訪ねて来るものもおらず、下手するとワンルームのぼろアパートから一歩も外に出ずに過ごすことも多い。
誰かと話しをしたい時は実家の母にFaceTimeで連絡を取り、さらにどうでもいい話をしたい時は、妹にLINEを送りつける。
それでだいたいの「ひとが恋しい」欲求は満たされ、あとは洗濯をしたり、料理をしたり、食事をしたり、YouTubeを観たり、おせんべいを食べたり、昼寝をしたりしていると一日がわりとあっという間に終わっていく。
そして夜になり、明日の仕事内容が頭をよぎってすこし憂鬱になる。
でも朝になれば、顔を洗って、着替えて、電車にゆられて、遅刻しないようにぐだぐだと、ちゃんと出勤する。
そんな休日は好きだし、むしろ充実しているとさえ思うのだが、いつも「なんて時間を無駄にしているのだろう・・」という罪悪感は持ち合わせている。
そう思うのは、私がけっこういい年齢だからだろうか?とも思ったが、まあまあ若い時からそう思っていたような気がする。
友だちとあそばなくていいのか?とか、
もっと人生を楽しまなくていいのか?とか、
最近だと、外に出て男のひとに会って、つきあって、結婚して、子どもを産んで・・っていう人生を歩む努力をしなくていいのか?・・・とか。
今の休日の過ごし方は大好きだが、これからさらに年齢を重ねて、お肉がたれて、顔のシワも増えて、それでもひとりで、このぼろアパートで、タブレットでYouTubeを観ながらお菓子片手にバカ笑いをしている休日、を想像するとだいぶぞっとする。
・・・ちゃんとぞっとするのに、この定位置から動けないのは、本当にどういうことだろうか。
ため息しかでない。